ダイナファミリーのハイエンドモデル、ワイドグライドの
ペイントワークのご紹介です。

もともとワイルドな味付けのワイドグライドをこれでもかっ!ってくらい燃やします。
魂のこもった『炎のペイント』が今回のオーダーなのです。
2007年4月現在、僕が考える最も燃えてるフレームスペイント、とくとご覧あれ!
【HARLEY-DAVIDSON FXDWG DYNA WIDE GLIDE】
ワイドフォーク/エイプハンガー/フォアードコントロール等で、もともと
かなりワイルドな味付けが施されたワイドグライド。移動時など乗らせて頂きましたが
177cmの僕でも結構いっぱいイッパイのポジションでした。完全に欧米人向けの設定ですね。
今回は車両預かりでのご依頼なので、まずは作業対象パーツをボディーから取り外して、
ペイント前の段取りを行います。
前後フェンダー/タンク共にクリアーコートされたグラフィックやライン、
不慮のキズ等があるのでこれらを再下地処理する必要があります。
こういった下地処理の方法は作業者によって色々な考え方がありますが、当方では
塗膜の中になるべく異物を残す事を避ける為に完全に削り落とす下地方法を選んでいます。
リアフェンダーの取り付け穴の位置が若干ずれていて、鉄板が変形している箇所
があったのでこの時点で車体側に合わせた位置に加工しています。
基本的に加工モノは塗装前にが鉄則です。
各板金/下処理が終わったら、素材や状況に応じた下地塗装を施します。
温度管理の行き届いた熱乾燥室にて十分に乾燥させます。
下地塗装が乾燥したら下地研磨を行います。
僕らの仕事は、塗って乾燥させて研いでの繰り返し、
場合によっては1台で10回近くこの作業を繰り返す事もあるのです!!
地味〜な仕事なんです、塗装屋って。。。
そんな地味〜な僕らですが、仕上がったモノは凄く派手だったりします。
そんな結果への第一歩、ベースカラーが塗り上がりました。
垂寸のテッカテカです。塗装の基本は塗りで肌を作る事!塗装した品がバサバサやダラダラ、
ゴミだらけなんて僕が育った現場では有無を言わさず塗り直しでした(哀)
そんなテカテカ仕上げの塗膜も次の工程に行く為にまた研磨してしまうのですが、
今やっている作業は次の工程への布石です。
上手く行くも行かぬも、一つ前の工程が大きく影響しているのです。

只今、MAX妄想中(笑)
産みの苦しみを伴いながらも、妄想を現実の世界に産み落としました。
ここでも塗っては研いでの繰り返し。
お楽しみは最後って事で写真は小さめに!
更に豆みたいに小さく!
これでもポリッシャーで磨き込んでいるんですよ。
エンジンがむき出しのうちにメッキパーツを磨き込みます、頑張れ!カミさん!
僕はと言うと車体に組む前にハーネス等の下準備をしております。
いよいよ組み付けです。
塗装し終わったパーツを組むのってもの凄く気を使います。
キズなんかつけた日には、何時間イヤっ何十時間分の作業を
やり直す事にもなりかねませんので。ふぅ〜。。
メラメラメラ〜焼ける位熱いH-Dの完成です。
トラディショナルなフレームスパターンとニューエージなリアルフレームスの組み合わせ。
リアルフレームスはエアーブラシにて、フレームスパターンは筆で赤く淵をとってあります。
炎のペイントパターンに合わせてロゴも熱くスプレーアウトしてみました。

ワイルドなキャラクターのワイドグライドにはピッタリなアートワークだと思いません?
乗り手を選びそうな程のペイントですがこの車両のオーナーさんには驚く程似合ってましたよ(笑)

オーナーさんにも気に入って頂けて一安心。
僕はいつでもオーダーしてくださったお客様と作業した自分が、
100%満足できる様に120%の気持ちを込めて作業に取り組んでいるのですから(魂)